GT3

GT3(グランツーリスモ3)を買って遊んでます。しかもハンドル(GT Force)まで買って。

グラフィックがきれいでリアル!リアルすぎ!ってのはもう、言うまでもないです。それより今回言いたいのは、このハンドルがとってもいい!反動が返ってくるのがリアル!路面の状況が伝わってくるのが気持ちいい!たぶん、ジョイスティックで操作したほうがクイックに動かせて、いい成績を出しやすいのかもしれない。でも、ぼくはこのハンドルで操作するほうがうまくできるし、楽しい。
あ、滑り始めてるな~とか、舗装路から片輪はみ出してるな~とか、そういう応力とか振動がハンドルから伝わってくる。画面と音からの情報以外にプレイヤーに伝わる情報が多い方が、これからどう操作するべきかの判断が正確になります。

車の運転には自信があるのだけど、なぜかゲームのカーレースものは、いまいちうまく操作できないって人、結構いるんじゃないかな。それはどうしてなのでしょう。

ゲームはおもしろくするために、またはハードの性能・その他モロモロの理由で、ある程度のアレンジというか、デフォルメをして作られています。見た目だけでなく、それは操作性にも。
デフォルメなしで本当の車の挙動を再現すると、ゲームで操作するにはシビアになりすぎて、楽しみにくいから。走り始めて一つ目のカーブもろくに曲がれず、ガンガン当たって車壊れてゲームオーバーや、やり直しとかじゃぁ、つまんないでしょ?だから、操作にゲームならではの補正が入ってる。
衝突しても車が壊れないっていうのは、カーレースものゲームでは常識のようになってますが、これもデフォルメのひとつですね。そのデフォルメ具合がゲームを楽しめる方向性を決める重要な部分の一つになっていて、各メーカーから発売されているカーレースものゲームの味にもなってます。

例えば、ナムコから出ている「リッジレーサー」シリーズは、リアルながらもデフォルメされている部分が多いゲームです。カーブの途中でスピンしてしまっても、補正が入って車がカーブを曲がっていきながらくるくる回ります。本当なら滑ってしまえばカーブから放り出されてコースアウトか、壁に激突するのが物理の法則です。そこをあえて現実に嘘をついて車をコース上にキープしておく補正を入れるほうが、ゲームとして楽しみやすいだろうという、デフォルメなんですね。

そのデフォルメが、現実の車の操作感覚と違っていて、ゲームの中ならではの操作をしないといけないので、思ったよりうまく走れないのだと思います。特に今まで発売されてきたカーレースものゲームは、現実とは違う感覚で操作して遊ぶように作られていました。

GT3もやはりデフォルメは入っていますが、かなり現実に近いようなリアルテイストになっています。挙動がシビアすぎて、ほとんどゲームをしたことない人だと、ぐねぐね蛇行してしまって、まっすぐ走れないかもしれません。しかし、現実に近いデフォルメになっているので、ゲームとしてでなく、現実で車を運転しているつもりで運転すると、結構いい感じに走れてきます。さらにハンドルで、しかもそのハンドルから路面の状況が伝わってくるとなると、かなり現実で操作している感覚に近い!ゲームでの車を運転する感覚に違和感を覚えた人も、このハンドルで操作すると気持ちよく操作できるんじゃないでしょうか。

購入するとなると、さほど一般層に浸透していないPS2本体にソフト、ハンドルとかなりの出費になりますが、この操作感覚はほんと、おすすめです。買わないまでも、ゲームソフト店や友達の家で遊ぶことができたら、一度やってみてください。おもしろいよ。

さて、このハンドルですが、難点を言えばそれはかさばる!今は使ってゲームをしてるからいいけど、使わなくなったら、どこに置いておこう。箱も大きいので、冷蔵庫の上に置いてあります。使わないときは箱にしまってまた冷蔵庫の上に置こうかな・・・あ、でも熱でいたみそう。うーん、家を整理して、場所を空けないと。
あと、使用するときもセッティングが大変。テーブルに固定して使うのだけど、テーブルとテレビの高さが違いすぎるとやりにくいし、高さの低いテーブルだと、アクセルを置いて操作するのが難しい。
いろいろ試してみましたが、結局、今は折りたたみ式のイスに固定して遊んでます。イスだと軽いので、ゲームに白熱してくるとハンドルをイスごと傾けちゃうくらいガタガタ動かしてしまいますけど、テレビの高さとのマッチングとコンパクトさで、これに落ち着いてます。