JAF MATE

このごろ、通勤電車で冊子を読んでます。
JAF MATEという、JAFの会員になると毎月送られてくる冊子です。
JAFってご存じでしょうか?車が故障したとか、鍵を車内に閉じこめたとか
車のトラブルの時に連絡すると、助けに駆けつけてくれるとこです。
会員に入っていると、そういう時に無料なんです。

クレジットカードなんかにも毎月送られてくる冊子があったりしますが、
あれは自分にとってほとんど見る所無いです。
趣味が良さそうで悪いアクセサリや、あると便利そうだがあっても絶対使わない物など、
貯まったポイントで引き替えたり購入できたりしますが、別にそんなのいらないし。
明細書を取り出したら即捨てです。
しかし、JAFの冊子、JAF MATEはそこそこ読めるんですよ。

車雑誌だとどうしても記事が車本体のことだけになりがちなんですが、
JAF MATEは交通事情、新法規、車や運転についての様々な検証、運転者からの意見など、
車雑誌では取り上げそうに無い内容でおもしろいです。
「高齢ドライバーの運転能力」
「ハザードランプ点灯など、ドライバー同士でやりとりする合図は是か非か?」
一見堅い内容のようですが、普段から気になる微妙な問題を取り上げています。
「各車の衝突安全性テスト」
「車内に取り回される電装系の配線から起こるトラブル」
車を衝突させて安全性のデータを取ったり、解体して配線コードの
総延長を計ったり、実験・検証をしたりします。

いつもJAF MATEが送られてくるとすぐに読んでいたのですが、
去年の秋ごろから仕事が忙しくあまり時間が取れなくて、
読んでいないJAF MATEがたまりっぱなしだったのです。
そこで最近、通勤電車の中で読むのに丁度良いと気がついて、カバンに入れてます。
電車の中で読むにはなんだか少し恥ずかしいんですけどね。

「高齢ドライバーの運転能力」の特集記事でおもしろいテストが載っていたので紹介します。
高齢になってくると、判断力、適応力が落ち、運転に支障ができてくるのですが、
その衰えを自覚していない高齢者が多いのです。
そこで、判断力、適応力がどのくらいあるのか自覚するためのテストです。

-テストの方法-
赤、青、黄の3つの漢字にそれぞれ3色の色がついています。→のところから右端に向かって、順番にこの「文字の色」を読み上げて下さい。「」なら、「あか」という具合です。右端まで終わったら2段目に移り、また左端から読み上げ、この要領で4段目まで進めます。15秒間で「どこまで、正確に読めたか」をチェックしてみてください。








-解説-

この課題では、今まで修得してきた情報に対して、その情報を必要としない新しい情報を与えることでわざと心理的な「葛藤」を起こさせる内容になっています。たとえば、立体交差の交差点で右折する時、案内標識に従いいったん左側に進まなければならない場合など、自分の思いとは反対の情報によって戸惑い、いらいらすることはありませんか。ここでは既知の概念にとらわれずにいかに新しい概念を再構築できるかを試すことができます。適応力が高いと思っている人でも、始めのうちは課題解決に手こずることと思います。課題の途中で「読みにくい」「疲れた」と感じたら、あなたはかなりの葛藤状況にあると考えられます。

どうですか?正確につまらず、文字の色を読み上げることができましたか?
ちなみに自分は、3段目の終わりくらいまではスラスラ行ったのですが、
それ以降つまったり、読み上げ間違いをしました。