TVゲーム長いほど暴力肯定 (NHKニュース)
(元女子少年院法務教官・魚住絹代氏の調査)
1時間以内 | 42% |
およそ2時間 | 14% |
およそ3時間 | 5% |
4時間以上 | 4% |
まったくしない | 35% |
1時間以内・まったくしない割合が、とても多いのに驚いた。最近の子はゲームをしなくなってきているという印象は確かなものだったようだ。熱中して遊んでいる割合の低いこと。ゲーム制作側としては厳しい現実だ。
「将来に希望より不安を感じる」と答えた生徒はテレビゲームをする時間が1時間以内では10%でしたが、およそ3時間では21%、4時間以上では27%に増えました。また、小さな動物をいじめたり傷つけたりした経験のある生徒は1時間以内は4%でしたが、4時間以上では15%。暴力シーンに「とてもわくわくする」と答えた生徒の割合もゲームをする時間が増えるに従って多くなりました。
希望が持てないから逃避の手段としてゲームを遊ぶということは大いにありそうだ。暴力シーンを好む人が暴力的なゲームをよく遊ぶのも当然の成り行きだろう。意外だったのは、将来に希望を持つ割合がこんなに多いこと。
さらに、けんかをした時にはゲームをしない生徒の大半が「話し合う」か「人に相談する」を選びましたが、4時間以上の場合には多くの生徒が「我慢する」か「相手をやっつける」を選んでいました。
毎日4時間のプレイというのは、子供の生活において多すぎるような気がする。この調査においての“ゲーム”は、一人でプレイするタイプのものだと解釈すると、それでは人とのつながりが希薄になるだろう。話し合いや相談など、人を相手にする解決手段は取られない傾向になり、我慢に我慢して爆発する。そういったことになるのかもしれない。
調査にあたった魚住さんは「子どもの心は、人とのつながりや実体験によって育つものだが、ゲームによってそれが侵害されていることがうかがえる。暴力や攻撃性など、相次ぐ凶悪事件との関連もみられ、子どもの心の発育のためにどうすべきか、大人や社会が考えていく必要がある」と話しています。
「ゲームによってそれが侵害されている」 …ニュースとしてそこだけが強調されているのだと思うが、それだけではゲームにとらわれて本質が見えなくなっていると思う。なぜ、侵害されたままの生活となっているのか?なぜ適度にゲームを遊ばせないのか?子供が毎日4時間以上ゲームをしている・していられる環境は確かに問題がある。
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