栓を抜かずに酒をもらうと

栓を抜かないでほしいって、通じるのか? (法、納得!どっとこむ)

Q.
Bさんは、いきつけのバーでこんな注文をしました「ちょっとぬるいくらいがおいしいから、○×ビールを栓を抜かずにくれないか?」。自分の席で程よく温度が上がったところで味わおうという算段です。
さて、Bさんのオーダーにお店側はどう対応するでしょうか?

1.「渋いですね。いいですよ」と栓を抜かずにビールを提供した
2.「申し訳ないが、栓を抜いて提供しないといけないんです。常温になるまで冷蔵庫から出しておきますから、飲む時に声をかけてください」

(1)の対応を期待しちゃうところだけど…どうなの?

A.
正解(2)「申し訳ないが、栓を抜いて提供しないといけないんです。常温になるまで冷蔵庫から出しておきますから、飲む時に声をかけてください」

バーや居酒屋では、基本的にビールなどについては「栓を抜いて」提供します。これは、栓を抜かずに提供すると、持って帰ることもできるため「酒類の販売を行った」と判断される可能性があるためです。こうなると、酒類の販売について、免許が必要になります。

そうなのか、それでビン入りの酒は栓が抜いてあるのか。宴会とかで運ばれてきたビールが全部栓が抜いてあって、こっちで好きに栓を抜かせてもらえれば、飲まないのに開けちゃうビンが無くなって良いのに、とか思ってたけど、そんな法律の解釈になっちゃうのだね。

参照
酒税法9条 (なっとく法令集 - 法、納得!どっとこむ)