ギネスビール缶の白い球

飲み干したギネスのビール缶を振ったら、コロコロと音がする。あれ?何か入ってる?

覗いてみると、白い球みたいなのが見える。缶に説明があった。

缶内にフローティング・ヴィジェットという白いプラスティック製の球型のカプセルが浮かんでいます。この働きで開缶と同時に缶内の圧力が一気に開放され、サージング(泡立ち)を起こし、本場アイルランドのパブで飲まれている樽詰めギネスと同じ、豊かでクリーミィな泡のドラフトギネスを作り出します。

そんな仕組みになってたんですか。そんなの知らずに缶のまま飲んでしまい、気がつかなかった。もったいない。

中に球が入っている分の容量稼ぎでしょうか、ギネスの缶は他のビール缶より背が高いです… あれ?よく見たら、ギネスのこの缶は330ml入り。350ml缶より大きいのに、内容量が少ないのだった。球の大きさバカにならない。容量を犠牲にしてまで泡立ちにこだわるか。

球を取り出してみた。大きさは直径3cm。半球を張り合わせた形状で、プラスチックが分厚くて成型が荒いピンポン玉みたいな感じです。一部に虫ピンで刺したような穴が開いていて、内部にビールが少量残ってます。ここらへんの仕組みが細かい泡立ちを作るんですかね。

ルーにあげてみた。ちょいちょいと手を出して遊んでる。

お?結構気に入ってる。球の合わせ目のバリが大きいせいか、転がりが不規則になっておもしろいみたい。

飽きた… また忘れた頃にあげてみよう。ちなみに、この球は缶の中に入ったままでリサイクルに出せるとのことです。