電車の網棚に漫画雑誌が置き捨ててあった。ピンク、オレンジ、薄緑、黄…カラフルな紙がいくつも重ねて使用されている。そういや、これってどうしてなんだろう。調べてみると、大きく二つの理由があるようだ。
まず、一つ目は製紙メーカーの都合。雑誌の紙は安価な再生紙が使われている。主に新聞古紙を材料としていて、印刷されたインクを完全に脱色するのが難しいことから、色をつけてごまかしているそうだ。二つ目は出版社の都合。彩を豊かにして派手にするのと、読んでいて飽きられないよう、メリハリをつける意味で途中で色を変えているのだそうだ。昔はすべて白い紙にインクの色を変えていたのだけど、インクは単色にし、紙を替えて色を変える方がコストがかからないので今のスタイルになったそうだ。
ちなみに、雑誌のページ数は2のべき乗の組み合わせになっていて、紙の色はその単位で切り替わってるみたいです。大きな原紙に印刷してから二つ折り、四つ折り…としていって、端を裁断してるんですかね?
参考サイト
マンガ雑誌の本文の紙に色々な色が使われていますが、何か意味がありますか? (印刷のツボ)
雑誌の色はなぜ途中で変わる? (教えて!goo)
Me.
基本的に雑誌は一枚の大きな紙に8ページ(両面で16ページ)まとめて印刷して、それを折り畳んで背を糊やホッチキスで止めた上で端を裁断してます。ということで、多分ほとんどの雑誌は16ページの倍数の頁数になっていて、紙の色も16ページの倍数単位で変わっているはずです。
さじ
やはり、刷ってから折りたたんでいるんですね。折りあがりに合わせて裏表、上下左右を配置しておくのってパズルですねぇ。
通りすがり
昔製本工場でバイトした事ありますけど、たしかに
大きい紙に印刷して折りたたんで端を裁断してましたね。
工場で検査に漏れてページの端がくっついたままの雑誌が
市場に出る事も稀にあります。
コンビニでバイトしてる時にたまに見かけました。
やっぱりジャンプ系のマンが雑誌が確立高かったような気が。
deracine
いつ頃まで多色刷りだったんですかね。
確か幼き頃読んでいた少年ジャンプあたりは、青か青紫っぽい
インク使ってたよーな気が。。
ゆぅき21歳
昔テレビでやっていたんですけど、
昔は印刷技術が低く、白い紙だとどうしても汚く見えてしまう。
そこで色の付いた紙を使う事で、汚さを誤魔化そうとしたらしいです。
で、この名残が今でも残っている…みたいな話だったです。
さじ
補足トリビアを沢山いただいております。ありがとうございます。
今でも白い紙のページには青・青紫系のインクが使われているのを目にします。
暖色系の紙に刷ると、黒っぽくなるのかな?
昔の白い紙に印刷した漫画雑誌は何年も経つと滲みがひどいとか。
紙に色をつけるのは、インクが滲みにくくなる効果もあるようですね。
しかし、色のついた紙は滲まない代わりに、紙自体がボロボロになりやすいそうです。
あと、少年向け漫画雑誌はコスト高になっても分厚い紙が使われているとか。
本が分厚くなって子供にはお得感があるんですかねぇ。
漫画雑誌にはまだまだネタがいっぱいですね。
匿名
だいぶ昔のTV情報ですが・・・
昔は白、または灰色に近い色の紙のみだったそうです。
ある出版社が
「白黒じゃ物足りないからせめて紙自体に色をつけよう」
と紙に色をつけてみたら予想以上に売り上げが伸びたらしいです。
その名残が今まで続いてると、10年ぐらい前に聞いた気がします。
再生紙やインクの汚れを目立たせないっていうのが、今の理由だと思いますけど^^
某出版社勤務
ヒント:台割(だいわり)
私が説明するより分かりやすいと思うので適当にググってみて下さい。