バットマン ビギンズ

6/18日に公開してもう1ヶ月が経とうかという今になって、バットマン ビギンズを観に行った。

バットマンシリーズはTVで放映しているのをちょい見したことしかなくて、じっくり観たのは初めて。バットマンは大金持ちの変態的な道楽で正義の味方をやってるんでしょ?みたいな浅はかな知識しかなかった。まさか、こんな深刻な過去を背負ったヒーローだったなんて!常識でしたか?知りませんでした、ごめんなさい。

今回のバットマンはやけにリアルです。戦う理由とか、強さとか、特殊能力・装備とか、なんでそうなの?ってところが語られてて、ぼんやりしていたバットマンのディティールがはっきりしました。不気味で変態チックなのには意味があったんですね!はっきりしない方が神秘的でいい面もあるのですが、昔から続いてきたシリーズを改めて掘り下げてみるのも面白い表現なんじゃないでしょうか。

そして、起用された時には話題になった、渡辺謙。公開されてからはあまり話題にならなかったのがうなずけます。あれはまぁ、ハリウッド進出の足がかり程度でしょう。もったいない使われ方です。不気味な東洋人キャラのイメージが定着して役柄の幅が狭まらなければいいのですけど。