良い仕事

家の売主が出て行く時に使った○○引越しセンターが養生をしっかりしなかったせいで、階段と廊下の壁の化粧板にいっぱいキズがついてしまっていた。不動産屋に相談し、売主と共に現状を確認。引越し時についた新しいキズであるという証言を取って、不動産屋から○○引越しセンターに補償責任で修理するように要請してもらう。

後日、○○引越しセンターから電話がかかってきた。「仕方ないから」という気持ちがいっぱいのしゃべり方。ドスのきいた声で「あぁ、うちもサービス業ですからぁ?責任とって修理させてもらいますわ。」お詫びの言葉もなく、ムカつくものがあったのだけど、そこは大人になって穏便によろしくお願いしておく。たぶん、これは不動産屋が話を通したから補償が効いたんだろうな。

そして今日、修理の業者が依頼されてやってきた。正直期待していなかったのだけど、意外にも腕は確か。スリキズも、へこみキズも綺麗に修復してくれた。せっかくだから、ついでに廊下の壁板が痛んでいるところを修復してもらった。これは引越しには関係なく、元から痛んでいた所なので別料金。30cm X 15cm ほどのはがれキズで、割れて穴があくほどの酷い状態。木片と布を接着剤でかためて穴をふさぎ、パテで平らにして塗料をのせる。色合いをあわせ、木目を描き、木目の縦筋まで立体で彫り込んで、完璧な修復。もうどこが修復された所なのか分からないですよ。プロの仕事ってすごいと思った。

とてもいい仕事をしてくれる業者なので、木材を修復したいことがあったら、ぜひ、おすすめ。兵庫県川西市の「けやき工房」さんです。本当は家具修理の業者だけど、木材の修復なら大概のことは大丈夫。出張修理してくれます。こんなしっかりした良い仕事する業者を使ってるなんて、○○引越しセンターを少し見直した。

修復後の様子。修復前の状況を撮っておかなかったのが悔やまれる。