SIREN

SIRENは期待していた程では無かった印象だったのですが、プレイを進めてみると意外とおもしろいです。初見で批判してごめんなさい。操作性にもたつきがあるのでアクションとしてかなり辛い部分があるのですが、そこは求めちゃいけないのかも。思うに、このゲームはできるだけアクションしないように進めていくゲームだったのだ!

バイオハザードやサイレント・ヒルのように敵をバッタバッタと倒していくのではなく、見つからないよう、接触しないよう工夫する方向性なのですね。まともに相手をしていてはほぼ100%やられてしまう敵は、おびき寄せて気をそらせてスルーできるようになっていたりと、パズルゲーム的な要素もあるのですよ。また、プレイの方向性はそれだけではなく、猟銃を用いてスナイパーのように敵を排除してから進行していくステージがあったりと、遊び方の工夫も凝らされているようです。まだ自分がプレイしているところは序盤の域だと思うので、これからもっと違う方向性で楽しめるように作られているかもしれません。

しかし、何度も死んで覚えてクリアしなきゃいけないし、もたつく操作性は思ったとおりに移動・戦闘ができないのでストレスがたまります。そして、このゲームのキモの「視界ジャック」という、相手の視覚・聴覚に共感する能力を使って敵の位置をつかみ、攻略を練っていくアイディアは大変おもしろいのですが、ステージを覚えないと視界の主がどこに居るのか分かりません。人里離れた山間の村周辺ということもあってか、何度も同じステージを行き来するようになっているので、ゲームを進行していけばそのうち覚えられるのでしょうけど。

とっつきにくいがやりこむと面白いタイプのゲームだと思うので、じっくりゲームをする時間が取れる人におすすめできるゲームですね。さぁ、みんなも、レッツ無職!