残る人

すごく忙しくなってきた。帰宅時間が翌日になってしまう日も出てきた。まだ帰れてるだけマシだけど。

以前は泊り込みもしたのだけど、これはあまり効率が良くない。「明日までにどうしても間に合わせなきゃいけない」なんて短期的なものならまだいいけど、それが日常となるペースで泊り込み・徹夜なんてことにならないようにしなくては。

ゲーム業界はそんなのあたりまえみたいになっている。でも実情は、仕事を夜中にする逆転生活になっているだけだったり、ひどい場合は人目がないことをいいことに仕事もせず遊んでたりすることも。ゲームやPC、遊び道具はいっぱいあるから。そんな調子だから進行ペースはむしろ落ち込んでいるのに、仕事をすごくしている気分になってて傲慢な態度を取るようになる。職場の雰囲気もギスギスしだし、気分もささくれ立ってくる。ストレスの多い職場だ。そのうち体壊して休みがちになる。そして、退職。

そんな奴を何人も見てきた。そういうのに決まって「エンターテインメントを創造するクリエイターはそのくらいでないといけない」なんて考えてたりするけど、いいもの作る人は仕事のペースや生活習慣からしっかり予定を立てて、創造に集中できる環境を構築してるもんだ。

朝から夜中まで仕事をみっちりやってる人も、中にはいる。そういう人は根がマジメで、つい仕事を抱え込みすぎてる場合が多いようだ。仕事が配分される段階で「できる・できない」を、無理のないレベルで考えて請け負った方がいい。しかし、そうもいかないことも多いのだけど。