晩の9時半くらいに、ちょっと遅くなった晩飯を食おうとセブンイレブンのバケツ弁当シリーズ「あさりのクリームスープ&パスタ」を温めていたら、マンションのドアをノックしてる音が聞こえてきました。先日引っ越していなくなった隣の空き室を執拗にノックしてます。「こんばんはー、○○○○ですー。」発音が不明瞭で、誰なのか聞き取れません。「おかしいなぁ、留守なのかなぁ。」と呟くのは聞こえるのですけど。
引っ越したのを知らずに友人が訪ねてきたのかな?と思っていたら、今度はうちのドアをノックしだしました。刑事ドラマでよくある「隣なら引っ越しましたよ。」のセリフを、とうとう自分が言うときが来た!と思って、開けずドア越しに「はい。」と応対してみたら、「水道の工事の件で○○○○○~、この地区を回らせていただいてます~」うわ、セールスでやんの。「結構です。」と言って、食事に取り掛かろうとしたら、またノックと共に呟きが。「おかしいなぁ、留守かなぁ。」
は?さっき言ったの聞こえてなかったの?空耳と勘違いしたってことにする気なの?今度はインターホンで「なんですか?」と対応すると、この地区で一斉に行う水道の工事の件で説明に回っていて、昼間訪ねたときに留守だった家を再度訪問しているとのこと。そして、説明するので玄関口まで出てくれないかと言う。うわ、怪しい。嫌だったけど、一応出てみた。
作業服を着たそいつは、歳は20代後半あたりで、田舎くさいオタク風。自分は民間の水道工事業者であると言う。バインダーにはさんだ、家からのびる水道管と蛇口の簡単なイラストを示して、ここを工事するのだが、家庭内にある蛇口部分にプラグを挟む工事はどうしても室内に入る必要があるので、了解を得るために説明に来たとのこと。
「市の水道局から委託されて来られたんですか?」と聞いたら、「え?そんなこと一言でも言いましたっけ?民間の業者だと最初にはっきり言いましたよね?」とカンにさわる言い方をした。
わかってるよ、だから委託なのか?って聞いてるでしょ。水道工事は水道局がやる訳じゃなく、実際の工事は民間の業者がやるでしょう。君は何かの時に言い逃れできるように、そう言うよう教育受けてるのかね。プチッときかけたけど、まぁいいや、言い争うのも面倒だ。
「あー、まぁ、いいすわ。要するに、その工事が市からの要請で行われてて、工事費とか俺が払わんでええの?」「いや、それは、プラグの装着はご家庭の負担に・・・」「ここは賃貸だから、借り物に俺が勝手にそんな工事する訳にはいかんし、いらないです。」
業者は引き上げていきました。あ、なんのプラグだったんだろう?説明が無かったな。もし、必要である工事なら家主か水道局から連絡があるだろうし、昼間に居ないからといって晩に直接訪ねてきたりしないわな。普通電話だ。あー、パスタが冷めてしまった。また温めなおし。
コンコン・・・「おかしいなぁ、留守かなぁ。」また、隣の空き室をノックしてるけど、放って置きました。なんで、呼び鈴押さないんだろう。これ、うまいなぁ。ズルズルー。
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