ゲーム

ゲームの話をしよう。
ぼくはゲームを作る仕事をしてるので、周りの人も(職業柄?)普段からよくゲームをする人が多いもんだし気が付きにくいのだけど、近頃他の人はゲームってしなくなってきてるよね?

ゲームが好きな人はコンスタントにゲームをしてるけど、ゲームは趣味の一部でしかないって感じの人は、ほとんどゲームをしてないのではないかな・・・。昔はゲームをよくしてた高校の時の友達も、最近はゲームやってないそうです。子供も、どうもポケモン以外のゲームをしてない感じ。携帯とか、他の遊びをするようになって、ゲームをしなくなっているとか、発売されるゲームがそれほど面白くなくなったとか、いろいろ言われてます。

ゲーム機はどんどん高機能になったのだけど、その高機能を活かすゲームを作るのは大変だし、高機能であればおもしろいゲームが作れるかと言えば、そうでもないです。でも、高機能で見せないと、ゲームを買う人の大半は見向きもしないし。やはり、高いハードを買うからには、高機能な画面が見たいです。

本当におもしろいゲームが必ずしも売れるという訳ではない現状も、困ったことになってます。宣伝であるとか、話題になっているからとか、ゲーム内容とは関係ないところで売れてしまうゲームが多く、そういうゲームで遊んだ人が、購入してみたもののそれほど面白くなくて、もうゲームをしなくなったりとか・・・

ゲームを作っていて、ゲームを遊んでみて、なんだか閉塞感というか、終末感を感じちゃってます。開発者としてできることは、見た目はもちろんのこと、楽しいと感じるゲームを作ることしかないのかなぁ。買ったひとが「楽しい!」と感じてくれるゲームをいっぱい用意して、ゲームってのは楽しいよってのを教えてあげないと。

「ゲーム冬の時代」なんですかねぇ。今すぐに春は無理だろうけど、乗り切ってゲーム作って、遊んで行きたいですねぇ。とりあえず、今は「新しい部分」にプラスして、「オーソドックスな部分」を本当に大切にしたゲームを企画してます。ちゃんとしたゲーム作りたいです。