近くの映画館に行って、インビジブル見ました。透明人間の映画です。これから見ようかなって考えてる人は、ここから先は読まない方がいいかも。
使い古されたネタの透明人間を、最新技術で撮るとこうなるってな映画ですね。透明になっていく様が、血管や筋肉、骨格などCGで見事に再現されています。透明になった体が身にまとう物、水や煙で、見えないのだがそこにある実体感を表現していて、見ていて楽しいですよー。なんでも、この人体のCGを作成するのに、スタッフは実際に人体解剖の現場へ研修に行ったとか。それを売り文句にするだけのモノを見せてくれます。
しかし、CGやSFXの技術はたしかにすごいのですけど、「SFXの技術で見せる部分以外に、透明であることを使った面白さを感じられたら良かったかなぁ。」というのが自分の印象。透明だからこそ、困っちゃうこととか、それを逆手に取られちゃうこととかを、CGで視覚的に見せるだけでなく。
でもまぁ、この映画はSFXを楽しむ映画かな。映画はストーリーが面白くなきゃだめだってことないし。
「テレビCM等で見た印象では人体の様子がグロくて、映画を見た後ごはんが食えないかな~って印象だったのだけど、それより映画後半の透明人間が人を殺していく様が残酷でグロかった。」と、彼女談。後半の透明人間に狙われる様子はもう、エイリアン1のよう。緊張感があって、透明表現では前半ほどにはインパクトが無かった後半の方がストーリーとしては面白いのかも。
透明人間を演じたケビン・ベーコン、透明になって顔・体が見えないSFXシーンでも代役を立てないで、すべて自身が演じたというのが役者バカ的な好印象を与えているようです。この人、悪役をすることが多いようですけど、そうでない役でもいい演技してるところが格好いいですね。あと、この映画のヒロインの女性科学者が「バック トゥ ザ ヒューチャー2」から、マイケルの恋人役をしていた人ですって。「バック トゥ~2」を見たとき、かわいいなーって思ってた人が、こんな大人になってるとは・・・エリザベス・シューって人なんですけどね。美人ですよ。
近くの映画館、見に行くといつも自分たち以外にもう一組という客の入りようだったのですけど、このインビジブルでは数十人入ってました。それでも場内にはまだまだ余裕があって、後から入っても真ん中の席を取ることができる状態です。新しくて設備のいい映画館だし、もうちょっとお客が入って存続してってくれるといいなー。
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